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自分の家族を通して、家族の介護の叫び、絶望、これからの地域、日本の向かう先を体感する。

2024.04.22.Mon

カテゴリ:働くひと, 未来へ

投稿者:川邊 祐詩

自分の家族を通して、家族の介護の叫び、絶望、これからの地域、日本の向かう先を体感する。

「誰も聞いてくれない、誰も介護をする家族の苦しみを聞いてくれない。」
ばあさんはわがまま、文句を言う。
できるだけ家で、と思って頑張ってきているけど相談しても、在宅介護は大変ですね。施設、ここがおすすめですよ。
と資料を渡されるだけ。
本当はどう看取りたい?どんな時間が家族にとって、本人にとって幸せなのか?
そんなことを考えて、一緒に悩んで、解決策を提示してくれるなんてないよ。
「はい、そうですか。」とみんな他人事。
色んな本を読んで、介護を試行錯誤するけど上手くいかなくて。
正直、「もうやり切ったしんどい。無理や!」と。
僕から「それでも自宅が本当にいいなら、できる方法はある」と言われて、期待して、在宅で頑張ろうと思うけど、ばあさんにネガティブにあたってしまう自分も辛い。っていう、自分の家のリアルな話。
僕はこの仕事をしながら「本当にそれでいいのか?」って自分に返ってくる。
僕が直接的に介護をするわけでもないし、でも手段は考えつくし。それを提示しても意味はなくて。むしろ親に対して、酷なことをしている。
ちゃんと、家族が悩んでいたこと、大変だったことを聞いてきていなかったしな。「共に」が大切だよなあ。
「共に悩みながら、共に考えてくれる存在」がどれだけ大切か。
そんな人、環境がどんどん減っていく。
人生100年時代って言うけど、100年生きた先がコレなら、100年生きる意味もないんじゃないかと思ったりもする。
そんな世界を作りたくて「地域を一つの大きな家族に」って思ってるけど、激ムズ!
自分の家族でも激ムズなのになあと。
それでもやっぱり、最後、納得して「人生生きたなー!」って死んでいってほしいと思う。
そのために出来ることをしていきたい。

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