We are "grundtvig"
地域を一つの
大きな家族に
共に生き、共に学び、共に育つ
一人ひとりが対等な存在として、互いの生き方を尊重し合う。
ぐるんとびーが目指すのは、支援する人・される人という境界を超えた、家族のような関係性です。利用者さまから学び、スタッフも育ち、地域のみんなで支え合う。介護や医療は手段にすぎません。大切なのは、お互いを思いやり、小さな幸せを共に感じられる日常をつくること。この理念の根底には、ある北欧の教育思想があります。
触れて、知る、
感じる
デンマークから学ぶ、幸せの温度感

世界一幸せな国ランキングでいつも上位に入るデンマーク。その根底にあるのは、充実した社会システムだけではありません。人びとが対話を重ね、小さな幸せを大切にする文化が、この国を支えています。

デンマークには「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉があります。日々の生活の小さな幸せをひとりひとりが感じること。その「温度感」を表現した言葉です。幸せを感じるポイントや定義は、人それぞれ違います。けれど、それぞれの人が自分なりの小さな幸せを理解し、選択するという共通の価値観。その空気感に、ぐるんとびーは深く共感しています。社会福祉の充実した国として知られるデンマークですが、その社会システムは、人びとが対話を重ねることの積み重ねで創られてきました。正解のない問いを、共に考え続ける文化。それが、この国の幸せを支えています。
2023年9月25日
ぐるんとびーpresents デンマーク研修@保育園
2023年7月17日
1回目無事終了!イベント報告~デンマークから学ぶ、絆で繋がるボランティア~
2023年6月6日
デンマークでのコミュニティの考え方「IPR」から学ぶ。
2022年10月17日
対話を中心に置いた学び舎!フォルケホイスコーレの書籍出版記念イベントへ!
2020年5月30日
デンマークから学んだぐるんとびーが大切にすること
2020年4月20日
デンマーク🇩🇰ルイスポールセンのph5が到着。
ぐるんとびーでは、毎年、デンマークを訪問する研修を行っています。知識として学ぶだけでなく、直接触れて、話して、感じる。その「経験」があってこそ、はじめて理解できる。持ち帰ったその感動を日本の社会に合わせて体現することで、社会がまた一歩、素敵になると信じています。
医療や介護の現場に触れることでデンマークの社会福祉システムを学ぶことに加え、社会人のための学校(フォルケ・フォイスコーレ)で「対話」や「生きること」を学ぶプログラムを、ぐるんとびー職員と日本からの有識者、専門家を交えて実施しています。
ぐるんとびー
名前の由来
デンマークの思想家・N.F.S.グルントヴィについて

「グルントヴィ」という言葉を知っていますか?北欧・デンマークが福祉先進国として発展する基礎となった教育思想を説いた人物の名前です。
ニコライ・フレデリク・セヴェリン・グルントヴィは、今なおデンマークに大きな功績を残した人物として知られています。
東日本大震災の被災地支援を経験した菅原が「困った時に助け合う地域社会を作りたい」「人と人の豊かなつながりを生み出したい」と決心した時に、ふと思い出したのがその名前でした。
一人ひとりが平等でかけがえのない人間として、個人の自由を尊重し、その人の生き方や生活を大切にする考えが、当たり前の世界。これは、私たち「株式会社 ぐるんとびー」が目指す社会の姿でもあります。
湘南大庭から、藤沢市へ、湘南へ、そして全国へ。一人ひとりが自分らしく輝ける社会を実現するために、私たちが新しい福祉のあり方を作っていきます。
N.F.S.Grundtvig(ニコライ・フレデリク・セヴェリン・グルントヴィ)
デンマークの国民的詩人であり、哲学者、教育者。1840年代に教育改革を行った中心人物。デンマークのオルタナティブ教育の生みの親。
ぐるんとびーの理念
私たちは何を信じ、何を目指し、どう行動するのか。ぐるんとびーの根幹にある3つの軸をお伝えします。
Philosophy
/私たちが信じること
一人ひとりが平等でかけがえのない存在として、その人の生き方や生活を大切にする。この当たり前の世界を信じています。
デンマークの教育者グルントヴィは、19世紀に「一人ひとりが対等な存在として互いを尊重し合う」教育改革を行いました。この思想が、福祉先進国デンマークの基礎となり、そして今、ぐるんとびーの原点となっています。
Mission
/私たちが創るもの
感動できる豊かな人の「つながり」を創る。互いに学び合う文化を育み、その人なりの程よく豊かな人生を実現します。
ぐるんとびーでは、利用者さまもスタッフも、共に学び合う存在です。支援する・される、という一方通行ではなく、みんなで育て合う。小さな幸せに感謝する「温度感」を地域に広めることが、私たちの使命です。
Vision 2030
/私たちが目指す未来
孤立する人の家族性を拡張する。絶望が持続しない、希望が消えない社会を、地域を家族にすることで創ります。
これまでの社会は、扶養・介護・保護の役割を「家族」に依存してきました。しかし家族だけでは支えきれない現実があります。地域をひとつの家族にすることで、その役割を地域でシェアし、誰もが安心して暮らせる未来を目指します。
健介


取締役CDOより:川島勇我
ぐるんとびーを支える、3つの価値
おせっかい増幅装置
現代社会で不足している「気にかけ合う人のぬくもり」を、福祉の中心におく。時には煩わしいと思われても、その一つ一つの想いが、絶望する人を支え、人生を元気づける力になると信じています。
ヘンタイイキイキヘイキ
世の中の当たり前を疑える人材を育てる。突飛な意見こそ「新たな選択肢」の萌え芽。人と違うことを感じたり考えたりできる力は、ご利用者も働く私たちも、地域で関わるすべての人の財産です。
もうひとつの家族になる
家族のように人と向き合う姿勢。この想いが溢れていることが、ぐるんとびーの社会的価値です。誰もが誰かの大切な人として存在し、互いに個性を尊重し合う地域社会をみんなで描いていきます。

Profile
川島勇我(かわしま・ゆうが)株式会社ぐるんとびー 取締役CDO。経営ビジョン、ブランディング、事業計画、教育方針など、事業と組織のグランドデザインを担当。伊藤忠インタラクティブ株式会社、鎌倉ボウサイダー制作委員会代表、一般社団法人Publitech デザインマネジメント、地域共生社会研究会(厚労省)事務局など、複数の顔を持つ地域プロデューサー。

ぐるんとびーが目指す「村」づくり
まちの介護事業から村づくり事業へ
「村づくり」を将来ビジョンに掲げて地域に根差した活動をつくってきた、ぐるんとびー。 2015年に設立した当時、介護や医療に関わる周辺事業を中心に集合団地をひとつの最小単位として、関わる全ての人たちが地域で楽しく自立して生活することで“地域力を最大化”を目指し走り出した活動でした。
ここまでの活動で、介護福祉の領域で出来たこと、出来なかったこと、地域でのみんなで、“ほどほどに幸せに暮らす”ために足りないことなど、出来そうなことが少しだけ見つかってきました。
生活を通したケアの中で、医療、介護、看護などの専門的アドバイスが効果を発揮することもあれば、それ以外のさまざまな専門家(例えば住宅、アート、法律…etc 生活に関わる全ての領域)の力が必要な場面も本当に多くあります。
“ほどほどな幸せ”を共創する地域姿勢を育む
困った人が目の前にいる時に専門家それぞれの力を最大化したい。
専門家として、地域住民として、福祉利用者として、福祉提供者として、家族として、チームとして、ぐるんとびーとして、本人≒当事者として、人の“ほどほどな幸せ”を一緒に考える地域つくりのためには、対話する姿勢、モラル、礼儀、人間関係のカタチ…etc、小さな価値観を共有していることが大切だと感じています。
それが地域の安心感にも繋がります。
村づくりには、正解のない価値観の共有が必要です。正解がないから対話する。それが出来る人や文化を地域で育むことが遠回りのようで、いちばんの近道なのでは?という新たな気づきにチャレンジしています。
地域と人の想いを“ぐるん” と結ぶ。それが変わらないぐるんとびーの地域活動です。
ぐるんとびーと関わる人へ〜小さな幸せに感謝する“温度感”を地域に広める
デンマークの人びとに浸透する“HYGGE”という言葉は、日々の生活の小さな幸せをひとりひとりが感じること、その“温度感”を表現しているように感じています。幸せを感じるポイントや定義は、ひとそれぞれ違いますが、それぞれの人が自分なりの小さな幸せを理解し、選択するという共通の価値観。その空気感にぐるんとびーは共感しています。
“HYGGE”という生活の選び方、小さな幸せへの“温度感”をもって仕事や生活に対峙する。関わる全ての人に肩の力を抜いて、自分の人生を受け入れ、安心して生きることを選べる地域つくりを続けていきます。

毎年のデンマーク研修で“福祉”と“対話”を学ぶ
世界一幸せな国ランキングでいつも上位に入るデンマーク。
社会福祉の充実した国として有名ですが、その根底にあるのは人びとが“対話”を重ねることの積み重ねで社会システムを創ってきた歴史と文化である、それが現時点のぐるんとびーとしての理解です。
医療や介護の現場に触れることでデンマークの社会福祉システムを学ぶことに加え、社会人のための学校(フォルケ・フォイスコーレ)で“対話”や“生きること”を学ぶプログラムを、毎年、ぐるんとびーが企画しています。ぐるんとびー職員と日本からも社外の有識者、専門家を交えたデンマーク研修で、デンマークの良いところ悪いところ、日本の良いところ悪いところ、今後の地域社会などを、スタッフみんなで対話し、考え続けるための “時間”と“機会”を多く準備する努力をいつもしています。
それが地域を支えると信じています。
小さな幸せの生活を選ぶひとつの選択肢に!
生活の中で小さな幸せを得るひとつの要因として、豊富な選択肢の中から本人が自分にとっての最適なものを自由に選べることがあります。
医療・介護福祉の領域でもパーソンセンタードケアのアプロ―チが増えてきていますが、制度や慣習などに囚われて息苦しい業界であることも否定出来ません。
いつも常識や当たり前を疑う、ぐるんとびーの考え方や方法が全て正しいとは思っていません。
でも目の前の人を制度や慣例を超えてサポートしたいと思ってしまう、そんな、ぐるんとびーやスタッフ、地域の空気感に親しみや幸せを感じてくれる人が沢山います。いろいろな人びとのいろいろな考え方に溢れる社会でぐるんとびーが提供するような福祉も、小さな幸せの生活を選ぶひとつの選択肢になる社会に貢献します。
いろいろな生き方を選べる社会をみんなで創りましょう。
ぐるんとびーで働く人との約束
“その人らしさ”を認め、みんなの人生を最大化する
あなたは価値ある大切な人です。同じようにあなたと関わる誰もが価値ある人生の主人公であり、学ぶべき師です。私たちは全ての人生を尊重します。
正しいはいつも変化を待っている、次に進む問いを立て続ける
本当に正しいか分からない世の中だから、つねに前向きに、建設的に「誰かの(あなたの)当たり前」に疑問を持ち柔軟な発想で乗り越えます。
チャレンジと実行の共有を大切にし、公平に評価する
目の前で困っている誰かのためにリスクを背負ったチャレンジと実行が世の中を良くすると信じます。その共有を大切にし、公平に評価します。
地域社会は子どもと大人の相互学習の場として活用する
人生は学びの連続です。地域社会での世代や生活環境、仕事内容や価値観が異なる人と人の多様な交流を活用して、豊かな人間形成を目指します。
みんなが気持ちよく働き、助け合える環境を作る
働くみんなの人生も最大化するため、お互いを尊重し合い、精神的にも、身体的にも、物理的にも安心して、心地よく過ごせる職場環境を作ります。
生活を支える専門家として向上心を持ち、粘り強く成長する
生活(人生)を支える専門家として、介護や医療、福祉の専門性の向上はもちろん、ひとりの人間として学び、謙虚な姿勢で成長を続けます。
人との“つながり”が生む、人生の豊かさを対話でつくる
小さな私たちの力だけでは解決できない問題が地域社会には山積みです。人との“つながり”が価値ある人生を作ると信じ 、その機会を大切にします。