初めての
出会いで感じた、
ぐるんとびーの
新しいケアの形

元THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)、サルサガムテープや音楽ワークショップで活躍するドラマー・梶原徹也さんが初めてぐるんとびーを訪問。従来の介護施設とは一線を画す、家族的で柔軟なケア、事業として成り立ちながらも、利用者一人ひとりのニーズに寄り添う姿勢に、「ショッキングだった」と率直な感想を語ります。

ぐるんとびー菅原さんとの初めての対面、どうでしたか?またいくつかの施設を回ってみて、梶原さんはぐるんとびーに対し、どのような印象を持たれたでしょうか?

梶原:ぐるんとびーさんの具体的な活動が、介護を必要とする障害のある方たちのニーズにきちんと応えている点にすごく驚いています。

利用者の方が団地で1つ部屋を借りていて、その横にスタッフが住んでいたりする。「ここはグループホームなんですか?」と聞いたら、そういうことでもなくて。良い意味で曖昧で、家族的な介護の仕方を目指しながら、事業所としてもビジネスとしても成り立っている。

ぐるんとびーの在り方そのものがショッキングでした。なかなかここまでできないですよね。

音楽が持つ
人を動かす力、
みんなの心に響いた
梶原さんの人間性

普段、有名人が来てもクールな反応を見せるというぐるんとびーのスタッフたち。しかし梶原さんの訪問では、皆次々にやってきて、握手をし、サインを求め…即席サイン会に。普段とは明らかに違うスタッフの反応を見た菅原代表は「人にエネルギーと影響を与えられる方」と梶原さんの人柄を絶賛します。

今日梶原さんと初めてお会いした菅原さん、率直にいかがでしたか?

菅原:先ほど子どもたちの前でドラムをやられていた時の姿もそうですが、人にエネルギーと影響を与えられる方だなと感じました。

うちのスタッフは本当に素直で、心が動かなかったら全然動きません。有名な人が来ても「テレビで見たことがある人が来ましたね」みたいな素っ気ない対応で、私が気を遣ってハラハラすることもあるくらい。そんなぐるんとびーなのに、誰もがみんな「サインしてください!写真いいですか!?」と大騒ぎ。本当にそれぐらい心が動いたのを感じました。

丁寧に、心を遣って対応してくださった梶原さんの神対応にしびれましたね(笑)。

子どもたちの
純粋なエネルギーと
ロックの
根源的な力

子どもたちの持つ強烈なエネルギーに自身が刺激を受けるから。これが、梶原さんが長年、精力的にワークショップを行ってきた理由。楽しいと思ったら素直にそのエネルギーを出してくれる子どもたち。それはロックの持つ根源的な力と同じだと語ります。

今日はぐるんとびーの施設のひとつである「HERO’S HOUSE/ヒーローの家」の見学をしていただきました。子どもたちが集まる場所でのワークショップをよくやられていると思いますが、それに向かう理由やモチベーションは何でしょうか?

梶原:彼らの持っているエネルギーの強烈さですね。

楽しいと思ったら楽しいというエネルギーやバイブレーションを素直に出してくれる。それはロックの持つ根源的なところと同じなんだと思います。

いろんなことを学んで素直になれなくなった大人が、ロックで最初のことを取り戻すような感じですが、子どもって一切飛び越えて、エネルギーの共有を簡単にやってみせます。

プロやアマチュア関係なく、自分の表現活動や生きているエネルギーを素直に共鳴させてくれる。それが一番の理由だと思います。

今後の
協働への期待。
スタッフの声から
生まれる新しい可能性

菅原代表は「ぐるんとびーは、代表の私の言うことを(自発性が強すぎて)聞いてくれない団体」と笑いながらも、梶原さんと接したスタッフたちから発される「今後一緒に何かやりたい!」という気持ちを感じ取ります。梶原さんも「むちゃくちゃ一緒にやりたい!」と意欲を示し、新たな取り組み・ワークショップへの期待が膨らみました。

菅原さんは様々なワークショップをやられていると思いますが、梶原さんと今後こういうことができたらいいなというものがあれば教えてください

菅原:私個人としても「むちゃくちゃ一緒にやらせてもらいたい!」と思っていますが、何かを始める場合は、ぐるんとびーのスタッフたちから声が上がってくることが大前提です。

その前提があるものの、今日の空気感からすると、間違いなく「何かやりたい!」と全員が感じているはず。きっとすごく良いワークショップや出会いのきっかけが生まれると思います。

100円ショップの
材料で作る
「ガムテープ太鼓」
手軽さと
リズム体験の両立

梶原さんが普段のワークショップで使用する「バケツガムテープ太鼓」の実演。100円均一ショップのプラスチックバケツとガムテープだけで作れる手軽な楽器ですが、手作りドラムで行うワークショップは本格的。30年前から続くバンド「サルサガムテープ」の原点でもあります。

今日は梶原さんに、普段ワークショップでどんなことをしているのか?実演していただけるということですが…

梶原:僕は子どもたち…特に5歳児さんと一番よく話が合うんです(一同爆笑)。

今、作っているのは「ガムテープ太鼓」と呼んでいる、いつもワークショップで作っているもの。100円均一ショップで買ったプラスチックバケツとガムテープで簡単に作ることができるんです。

元は八王子の小学校の音楽の先生から伝授していただきました。実は、これが元になって「サルサガムテープ」というバンドが30年前に生まれたんですよ。

大人が作ると5分もあれば完成しますが、子どもだと、「テープが切れません!」「テープがくっつきました!」など、ワイワイしながら15分ほどかけて作ります。これでリズム遊びをして、持って走り回って大騒ぎ。加えて、必ず生のドラムも持参します。(大きな音を出していい環境など)条件が許せば実際に叩いてもらって、本物に触れてもらいます。

スタッフで楽器をやる方がいれば一緒にセッションして、私も汗だくになって子どもたちと一緒に本気で演奏して走り回ります。本当に楽しいですよ。

ヒーローズハウスが
全国へ…
音楽やスポーツの
特色を活かした展開

HERO’S HOUSEの今後の展開について、菅原代表は全国各地での開設を計画中。それぞれの地域や運営者の特色を活かしたHERO’S HOUSEの可能性を語っていただきました。子どもたちの新たな居場所づくりを目指す、夢のある構想が展開されています。

今後、HERO’S HOUSEがどんどん広がっていくかもしれないとお聞きしました。

菅原:私の友人が「山梨でもやりたい!」「小田原でもやりたい1」と言ってくれていて、今後はHERO’S HOUSEを全国に広げていく予定です。

今あるHERO’S HOUSEにはプロサッカー選手がいるのでサッカー寄りの活動が多めですが、みんなの気持ちが音楽に向かうとなればその方向に変化するかもしれませんね。音楽好きな人たちが運営するHERO’S HOUSE、スポーツ系、マリンスポーツ系など、それぞれ特徴のある施設ができたらいいですね。

梶原:ガムテープ太鼓だけなら、近くの公園でもできますし、(大きな音が出るため)環境に左右されますが、音楽スタジオにみんなで遊びに行って本物のドラムを使ってワークショップをすることもあります。音楽だけでもいろんな形が無限にあるので、どんどん広がっていって欲しいですね。

新しい協働への
決意と感謝

梶原さんは、ぐるんとびーのスタッフが理想の形に向かって一生懸命取り組む姿に感動したと語ります。菅原代表はデンマークでの教育体験を踏まえ、楽しむことを大切にする音楽教育の重要性を強調。さらに鎌倉の寺院との連携可能性にも言及し、困っている人を助けるという本来の機能を現代に活かす構想を語りました。

最後にお一人ずつ、締めのコメントをお願いします。

菅原:今日は1日ありがとうございました。スタッフたちのわがままを聞いてくださり、子どもたちと積極的に関わる梶原さんの人間性に触れ、今後のコラボレーションのイメージできました。まずは小さくても、何かやらせてもらえたらと思います。うちは結構炎上するので、タイミングを見計らってお願いします(笑)。

梶原:現場をいろいろ見せていただきありがとうございました。初めてぐるんとびーさんにお邪魔して、皆さんが理想の形に寄り添うよう一生懸命やられていることがよくわかり、感動しました。音楽や太鼓の分野でお役に立てることがあれば、どんどん呼んでいただきたいと思います。

菅原:私は中学高校をデンマークで過ごしました。デンマークでは教育においてアートと音楽を大切にしていて、さまざまな正解があって、それを表現して良いということを小さい頃から伝えています。

日本は「ちゃんとした音楽をやりましょう」となりがちですが、楽しむことを大事にできるような空気感を作りたいですし、大人も子どもたちから学べる機会を作りたい。

今日ご一緒させていただいたスタッフの自宅が、鎌倉五山のお寺なんです。お寺は本来、困っている人がいたら助けるという、今ぐるんとびーがやっている機能を担っていました。緩やかにみんなを認める大らかさも持っていて、そういう場所とも連携できたら面白いんじゃないかなと思います。来年以降、鎌倉で事業所を始めるので、ガムテープ太鼓とも相性が良さそうです。

梶原:わたしが昔からお世話になっている保育園・幼稚園は、元々お寺さんが始めたところが多いんです。戦後も戦災孤児を集めてお世話していました。困っている人を助けるという基本的な精神が備わっているので、素晴らしい空間なんです。それがぐるんとびーさんの根っこにもなっていると思います。ぜひ一緒にできたらと思います。

全員:本日はありがとうございました。これからどうぞ、よろしくお願いします!!

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